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横浜市の闇バイト事件の構図
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 闇バイトに応募した男らが昨年10月、横浜市青葉区の住宅に押し入り、住人の男性を死亡させた事件をめぐり、県警はこれまでに男女5人を逮捕した。うち1人は裁判も始まった。捜査や裁判を通じて、匿名・流動型のつながりのなかで指示や被害品がやりとりされる過程が明らかになってきた。県警は犯罪グループの上位に至る全容の解明を進めている。

 今月6日、県警は久保田陸斗(22)、藤井柊(しゅう)(27)の両容疑者を強盗殺人容疑などで逮捕した。実行役は、事件覚知の3日後に逮捕した宝田真月被告(23)=強盗致死罪などで起訴=を含めた3人とみている。

 捜査関係者によると、闇バイトに応募した3人は昨年10月14日夜、宝田被告が運転する黒いワゴン車で、横浜市青葉区の後藤寛治(ひろはる)さん(75)宅をめざした。3人は自己紹介もせず、押し入る段取りだけを確認したという。

 久保田容疑者の供述によると、宝田被告が車内に置いていた金属製工具で玄関横のガラスを割って侵入。2人が続いたという。

「財物を捜せ」

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