写真・図版
テレビ朝日提供

「撮影5分前」テレビ朝日プロデューサー・服部宣之

 ドラマ「新・暴れん坊将軍」(来年1月4日夜9時)の制作にあたり、東映さんの関係者に話を聞いたり、資料を読んだりした。今週は私が知った「〝暴れん坊将軍〟のお作法とは」をごく一部だが伝えたい。

 将軍・徳川吉宗(松平健さん)が、悪を「成敗」する場面。実は吉宗自身は相手を斬らず、ほとんどが峰打ちだ。その理由は、将軍に斬られては「誉れ」となってしまうから。とどめを刺すのは、将軍お付きの「御庭番(おにわばん)」たちの仕事だ。

 物語の構成にも伝統がある…

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