日高・山崎瞬投手=2024年9月28日午前10時20分、紀三井寺、寺沢尚晃撮影

 秋季近畿地区高校野球大会県2次予選(県高野連主催)が28日、紀三井寺公園野球場で開幕した。1回戦2試合があり、日高が紀央館を、智弁和歌山が近大新宮をそれぞれ破り、準決勝進出を決めた。29日も1回戦の初芝橋本―市和歌山、和歌山東―那賀が同球場である。

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 日高の山崎瞬投手が緩急をつけた投球で相手に的を絞らせず、8回を1失点に抑えた。「変化球主体で組み立てたのがうまくいった」と山崎投手。打線も効果的に序盤から着実に得点した。紀央館も6安打を放ったが、打線がつながらなかった。

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 智弁和歌山が投打で圧倒した。三回以降、長短打で得点を重ね、コールド勝ち。渡辺颯人投手は5回を4安打に封じ、継投の田中息吹、宮口龍斗の両投手も無安打に抑えた。近大新宮も序盤は併殺を決めるなど食い下がったが、7失策と守備の乱れが響いた。

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