春季高校野球福井県大会(県高野連など主催)の決勝が5日、福井市の県営球場であった。福井工大福井が敦賀気比にサヨナラ勝ちし、春季では5年ぶり8回目となる優勝を果たした。福井工大福井は6月1日から富山県内で開かれる北信越地区高校野球大会に出場する。
福井工大福井は準決勝で3安打を放った吉川潤真選手がこの日も活躍。七回に俊足を生かして同点の適時内野安打、九回に決勝打を放った。吉川選手は「まっすぐを狙い、気持ちで打った」。先発した篠原響投手は粘りの投球で完投した。白水健太監督は「昨秋から守備と走塁を見直してきた成果」と胸を張った。
敦賀気比は二回、余保理仁選手の適時打で1点を先取。先発した米田涼平投手は制球が良く、六回まで被安打1と好投したが、足がつって降板した。東哲平監督は「夏に向けて、投手の体力と攻撃力という課題が見えた」と話した。
◇決勝
福井工大福井2―1敦賀気比(鎌内勇樹)