高台寺の勅使門に、星空に浮かび上がるように「空」の文字が映し出された=2024年10月23日午後5時58分、京都市東山区、新井義顕撮影

 豊臣秀吉の正室・北政所(きたのまんどころ)(ねね)が建てた高台寺(京都市東山区)で恒例の秋の夜間特別拝観が25日から始まるのを前に、23日夜に試験点灯があった。「祈(いのり)」をテーマに、プロジェクションマッピングなどで方丈前庭を異空間にみせる。

 今年は北政所400年遠忌にあたり、プロジェクションマッピングに加え、投光器や音響機器などを組み合わせて幽玄の世界を演出した。仏教で重要な教えの「空」を表現したいという。

 夜間特別拝観は12月15日まで。受け付けは午後5時~9時半。大人600円など。問い合わせは高台寺(075・561・9966)。(清水謙司)

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