星稜―小松大谷 十回表星稜1死満塁、萩原獅士が勝ち越しの犠飛を放つ。捕手二木星輝=2024年5月5日、石川県立野球場、砂山風磨撮影
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 春季高校野球石川県大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の準決勝2試合が5日、金沢市の県立野球場であり、星稜と日本航空石川が勝ち進んだ。決勝は昨年の春季大会と同じ顔合わせとなり、6日午前10時から同球場である。(砂山風磨、小崎瑶太)

 星稜は接戦をものにした。初回、先頭の専徒大和選手が三塁打を放ち、続く芦硲(あしさこ)晃太選手の犠飛で1点を先取。追いつかれるも十回、犠打などで1点をもぎ取って勝利した。六回から継投した星稜のエース・佐宗翼投手は決勝に向けて「打線の調子が上がらないが、自分たちが抑えて攻撃につなげたい。全員野球で勝ちきりたい」と意気込む。

 一歩及ばなかった小松大谷の西野貴裕監督は「私の采配ミスだ。選手たちは本当によくやってくれた」と語る。夏に向け「星稜の好投手を相手に課題を整理整頓できた」という。

 日本航空石川は金沢学院大付に粘り勝ち。日本航空石川の4番・荒牧拓磨選手は三回に2点適時打を放ち七回にも二塁打を放った。好機で凡退が多かったといい、「1本出てうれしい」。決勝の相手は神宮大会王者の星稜。「手ごわい相手だがしっかり準備して臨む」と話した。(小崎瑶太、砂山風磨)

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