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NHK新人落語大賞の大賞に輝き、トロフィーを手にする桂三実さん(中央)。右は審査員の桂文珍さん、左奥は春風亭一花さん=東京都千代田区
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 若手落語家の日本一を決める、年に一度のNHK新人落語大賞の本選が26日、東京・イイノホールで開かれ、桂三実さん(31)が大賞に輝いた。「道にミニチヂミ」「魔術師手術中」「新春シャンソンショー」……といった多彩な早口言葉を連発する新作落語「早口言葉が邪魔をする」をミスなく演じきり、重鎮の桂文珍さんら審査員たちが「お見事」とたたえた。

 三実さんは名古屋市出身で、上方落語の六代桂文枝さんに2012年に弟子入り。NHK新人落語大賞は2年連続の本選進出となった。

 昨年は前髪をおろし、おでこを出していなかった。当時、この髪形について審査員から苦言を呈され、今回はおでこを出して挑んだ。

 終了後、本人は「おでこ出した方がやりやすいし、お客さんにも伝わりやすいとやっと気づきました。感謝を申し上げたいです」。

 今回披露した落語は、早口で…

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