市況

 27日の東京株式市場で、日経平均株価は一時前日終値より500円超値上がりし、約2週間ぶりに4万円台をつけた。午前の終値は、506円50銭(1.28%)高い、4万0074円56銭。外国為替市場で円安ドル高が進んだことなどを受け、幅広い銘柄に買いが広がった。

 対ドル円相場は、26日の米ニューヨーク外国為替市場で円安が進み、一時約5カ月ぶりに1ドル=158円台をつけた。米国で発表された雇用関連の統計が市場予想よりも良かったことから、労働市場の底堅さが示されたとして米国の利下げ観測が後退。日米の金利差が意識され、ドルを買って、円を売る動きが広がった。

 27日の東京株式市場は、前日終値よりも104円09銭高の3万9672円15銭で取引を始めた。その後ユニクロを運営するファーストリテイリングなど、日経平均への寄与度が高い「値がさ株」や、自動車などの輸出関連株を中心に買いが広がった。

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