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日本一の梅の産地、和歌山県みなべ町で9日、「UME―1フェスタin梅の里みなべ2025」(町など主催)が開かれた。高校生がウメを使った創作料理を調理、販売する「グルメ甲子園」やステージイベントなど、多彩な催しでにぎわった。
グルメ甲子園は2016年から、新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった21、22年を除いて毎年開かれている。書類審査を通過した県内5校、県外5校が会場で調理、販売をした。
優勝は地元、県立南部高校の「自家製ベーコンと季節の野菜を使った梅キッシュ」。ベーコンには梅酢を使い、ウメの木のチップで燻製(くんせい)するなど工夫した。過去に準優勝2回、3位を2回経験し、今回が初優勝。安楽ひなたさん(3年)は「みんなで協力してがんばった。とてもうれしい」と話した。昨年3度目の優勝を果たし連覇を狙った県立神島高校は3位だった。
「高校生カラオケバトル」や「梅の里ダンスバトル」などが繰り広げられたステージイベントは、南部、神島の両高校生でつくる実行委員会が企画し、司会などを務めた。副委員長の福島シュウさん(神島高2年)は昨年も実行委員だったが、昨年のイベント当日は病気で参加できなかった。「たくさんのひとが訪れてくれて、みんな笑顔だった。やってよかった」と話した。
高校生6人が競ったカラオケバトルは神島高校の関奈々子さん(3年)が3連覇。「最後なので楽しんで歌えたらいいと思っていたけど、やっぱり優勝したかった」と笑顔だった。