12日未明、フィリピンの東の海上で台風25号(ウサギ)が発生した。日本の南には他に台風22号(インシン)、23号(トラジー)、24号(マンニィ)が発生し、西に進んでいた。気象庁によると、11月に台風が四つ同時に発生するのは1951年の統計開始以来初めてという。
このうち、台風22号は12日夕に熱帯低気圧に変わり、25号は12日午後3時時点で、フィリピンの東の海上を西北西に時速30キロで進み、16日以降、沖縄に近づく可能性もある。
台風が互いに影響を与え合い、進路予想が難しくなる恐れもあることから、気象庁は「最近、大雨に見舞われた沖縄県や鹿児島県を中心に、最新の状況に注意してほしい」と呼びかけている。(力丸祥子)