Mリーガーで唯一「Mリーグ 夏休み小学生麻雀(マージャン)大会」(Mリーグ機構主催、朝日新聞社共催)に毎回参加し、司会も務めているアベマズ・日向藍子(35)。

小学生に指導する日向藍子(中央)=2024年8月20日、朝日新聞大阪本社、前田健汰撮影

 広い視野で会場を見渡し、持ち前のトーク力で子どもも親も関係なく笑いを誘う。どのようなことを考えて参加者と接しているのか、20日に開かれた大阪大会の後に話を聞いた。

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 《冒頭のあいさつ。日向は子どもたちに「『お願いします』と『ありがとうございました』。最初と最後のあいさつをしっかりしましょう。できますか?」と呼びかけることから始めた》

 あいさつで始まってあいさつで終わるところは好きですね。麻雀は知らない相手と打つことが多くて、合間にお互いのことを話し合える。友達作りがしやすい競技なので、せっかくならば礼儀も一緒に覚えてほしいと思います。

 年齢や性別の差がないのも麻雀の魅力ですね。競技の中の同じ場面の話を80歳と6歳の人が同じ目線で議論できます。「今こうできたのでは?」とみんなが体感で思えるのが素敵です。

 《「始まったらあいさつして」「牌山(はいやま)を前に出して」「点棒は相手の手元に置いて」。言葉に子どもたちが応えてくれたとき、日向は必ず「ありがとう」と付け加えていた》

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 普段、家でも「ありがとう」…

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