新NISAの伸びは鈍化した

 日本証券業協会は21日、1月から始まった新NISA(少額投資非課税制度)について、9月の口座開設状況などを発表した。口座開設数、買い付け額とも月単位では最も少なく、鈍化傾向が鮮明になった。8月初めの株価急落や政治情勢の不透明化などが影響したようだ。

 調査は毎月実施され、対象は対面証券やネット証券の計10社。9月の調査によると、口座開設数は1月以降で最も少ない13万件だった。新NISAスタート直後の1月の73万件と比べると大きく鈍化している。9月末の口座数は1576万件で、旧NISA時代の昨年9月末よりは3割増えている。

 9月の買い付け額も7149…

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