今年1月にスタートした新NISA(少額投資非課税制度)の口座開設のペースが鈍化している。日本証券業協会が20日発表した調査によると、10月の口座開設数は前月比約1万件増の約14万件にとどまった。約73万件が開設された1月と比べて、落ち着きが鮮明になっている。

新NISAの伸びは鈍化した

 日証協は毎月、対面証券とネット証券の計10社を対象に調査している。10月の口座開設約14万件は、旧NISA時代の昨年10月と比べると4割落ち込んだ。

 8月5日に日経平均株価が1987年のブラックマンデーを超える大幅な下げ幅を記録。9月の口座開設は約13万件と急ブレーキがかかり、10月もほぼ横ばい。全体の口座数は約1588万件となった。

 口座開設の伸び悩みはスター…

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