手作業で一つひとつ検査をする=2024年11月28日午前10時51分、新潟市南区、山崎靖撮影

 新潟のブランド西洋梨「ル レクチエ」の今季の出荷量が平年の半分以下に落ち込んでいる。褐色斑点病の発生が主な原因とみられ、大きさも小ぶりだという。JA全農にいがたは「味は変わらないし、管理や選別を徹底して出荷しているので安心して買って欲しい」と話す。

 新潟市南区の果実・花卉(かき)集出荷施設「JA新潟かがやきフルーツフラワーしろね」には、生産地で箱詰めされたル レクチエが次々と運び込まれた。レーンに乗った箱を検査員が開けて、一つひとつ手作業で検品する。デリケートな果実のため機械には通さず、品質基準を満たしているかどうか目視しているという。

 収穫後、30~40日間熟成された果実は酸味が抜けて甘くなり、香水のような独特の香りが生まれる。11月22日に販売解禁となり、12月下旬まで出荷が続く。新潟県内のほか、東京や大阪、名古屋、札幌などの市場を通し、全国の百貨店や専門店に送られる。

 JA全農にいがたでは、毎年…

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