厚生労働省は17日、全国に約5千ある定点医療機関に6~12日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は計1万3652人で、1定点あたり2・76人だったと発表した。前週(2・27人)の約1・22倍で、13週連続の減少から増加に転じた。昨年の同時期(2・63人)より多かった。
都道府県別の最多は沖縄の12・04人で、鹿児島4・60人、岩手4・51人と続く。東京2・28人、愛知2・85人、大阪2・08人、福岡2・26人だった。41都道府県で増加した。
12日までの1週間に定点医療機関に報告された新規入院患者数は1149人で、前週(1113人)から36人増加。集中治療室(ICU)に入院した患者は44人で、前週(51人)から7人減った。
季節性インフルエンザの新規感染者数は、1定点あたり0・34人で、前週(0・45人)の約0・76倍に減少した。2週連続で、流行の目安となる1・0を下回った。(足立菜摘)
■定点あたりの新型コロナウイ…