カプコンが2023年に発売した格闘ゲーム「ストリートファイター6」(C)CAPCOM

 人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズなどを手がけるカプコンの業績が好調を維持している。同社が9日に発表した2024年3月期決算では、本業のもうけを示す営業利益は570億円(前期比12.3%増)、純利益は433億円(同18.1%増)で、ともに7年連続で最高益を更新した。新作の人気が波及して旧作も売れる好循環が生まれており、業績を牽引(けんいん)している。

 新作で、大きく売り上げに貢献したのは23年6月発売の「ストリートファイター6」だ。

 ストリートファイターは、1987年にゲームセンター向けのゲームとして発売。91年発売の「ストⅡ」は、新たな対戦型のしくみで人気を集め、格闘ゲームの代名詞的な存在になった。それ以降に売り出された家庭用ゲーム機向けの、世界販売本数はシリーズ累計で5千万本を超える。

 スト6は発売から売り上げを…

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