千葉県

 【千葉】京成電鉄(市川市)と新京成電鉄(鎌ケ谷市)は25日、鉄道事業の合併申請が国土交通相から認可されたと発表した。80年近くにわたって「地域の足」として親しまれた新京成線は、来年4月1日から京成松戸線になる。

 新京成線(京成松戸線)は京成津田沼―松戸の26.5キロメートルを結び、24駅ある。合併時、鉄道運賃・料金、ダイヤは変わらないが、駅ナンバリングは変更される。松戸線の名称は「お客様の分かりやすい終点であることから選んだ」としている。

 新京成電鉄は1946年設立。県北西部の習志野、船橋、鎌ケ谷、松戸4市にまたがって運行し、駅間が短いのが特徴だ。年間に延べ8千万人以上が利用する。同社によると、コーポレートカラーであるピンク色の車両や駅設備は、刷新予定という。

 バス事業など新京成電鉄の子会社は、来年4月1日付で、京成電鉄の子会社になる。(小林誠一)

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