公明党の斉藤鉄夫代表は18日、首相官邸で石破茂首相と会談し、選択的夫婦別姓の早期実現に向けて与党協議の場を設置するよう提案した。首相は「党内で協議する」と引き取ったという。
斉藤氏は、夫婦別姓導入の課題としてきょうだいが複数いる場合の姓の決め方などを挙げ「与党の意見をしっかりまとめる作業を進めていこう」と呼びかけたという。
会談後、斉藤氏は「社会の根幹に関わることは、まず与党で意見の一致をみることが大切だ」と記者団に語った。夫婦別姓に関しては、法相の諮問機関である法制審議会が1996年、制度導入を盛り込んだ民法改正案を答申している。斉藤氏は「できるだけ早い時期に結論を得るべきだ」と訴えた。
