文部科学省での会見に臨む中高生=2025年2月26日午後4時0分、東京都千代田区霞が関3丁目、狩野浩平撮影

 教員不足の改善などを求める中高生でつくる団体のメンバー7人が26日、文部科学省で会見した。

 教員が足りず学校の質低下が感じられると主張。各地の15地方議会に、改善を求める陳情を提出したという。

 会見したのは、東京、千葉、大阪など6都府県の中高生約50人の団体「Student Changing Education」。それぞれ地元の議会に出した陳情で、教員不足の早期解消▽授業の質の担保▽教育施策への教員の意見反映――などを求めたという。

部活作ろうとしても「教員が足りない」 教員志望の生徒も

 同団体がSNSを通じて行った中高生を対象にしたアンケート(回答数102件)では、約半数が教員の労働環境を「とても悪い」「悪い」と回答。教員不足が授業や学校生活に影響を与えているかという質問には、約6割が「非常に感じる」「ある程度感じる」と答えたという。

 メンバーの1人、都立高3年…

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