任天堂の人気ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の基板を改造して売ったとして、高知県警は16日、茨城県龍ケ崎市の運送業の男(58)を商標法違反の疑いで逮捕した、と発表した。不正改造されたスイッチの販売の摘発は、全国で初めてという。
県警サイバー犯罪対策課によると、昨年3月、自分で改造したニンテンドースイッチ1台をフリマアプリを通じて2万8千円で販売し、同社の商標権を侵害した疑いがある。
「(改造機を作って売ることで)すごいと思われたかった。どれぐらい反響があるか興味があった」などと容疑を認めているという。
男はスイッチの中古品を入手。海外サイトで購入したチップを足すなどして、正規品のスイッチでは使えない海賊版のゲームソフトで遊べるようにしていたという。
県警は計4台のゲーム機やゲームソフトが入ったSDカードなどを押収した。