2025年2月11日、米ホワイトハウスで息子を肩車しながら記者団の取材に答えるイーロン・マスク氏=ロイター

 トランプ米大統領と「政府効率化省(DOGE)」を率いる起業家イーロン・マスク氏が11日、ホワイトハウスで初めてそろって記者団の取材に応じた。マスク氏は大胆な支出削減なくしては米国は「破産する」と述べ、トランプ氏も全面的な支持を表明した。

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 トランプ政権は官僚による腐敗の根絶を掲げ、マスク氏が先頭に立って連邦政府による支出の見直しを進めてきた。だが、国際開発局(USAID)の解体に向けた動きをみせるなど大胆な手法は反発も呼んでいる。

 トランプ氏はこの日、恒例となっている大統領執務室での取材の場にマスク氏を招き、ともに約30分にわたって取材に応じた。

 マスク氏は、官僚機構という選挙で選ばれていない「第四の機関」が権力を握っていると現状を批判。政府は2兆ドル(約305兆円)の赤字を抱えており、このままでは「破産する」とも警告した。「納税者の税金は、国民にとって重要なことに賢く使われるべき」として、自らが進める改革は「過激ではなく、常識的なことだ」と訴えた。

 マスク氏は新設された政府効…

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