350を超える数の交響曲を作り、世界各地のオーケストラを指揮した、フィンランドの指揮者で作曲家のレイフ・セーゲルスタムさんがヘルシンキで死去した。80歳だった。9日(現地時間)、フィンランドのメディアが報じた。
ウィーン国立歌劇場などで指揮台に立ち、シベリウス音楽院教授、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者などを歴任。レパートリーの幅は広く、とりわけマーラーの演奏に定評がある。
交響曲の作曲がライフワークで、東日本大震災に衝撃を受けたことから書いた作品(第244番)もある。日本では読売日本交響楽団などを指揮した。