マルチスポーツを考える
廃校を利用した栃木県佐野市の国際クリケット場は、きれいな芝が敷かれている。12月2日。ナイターの明かりの下、男女の小学生たちがドッジボールを楽しんでいた。その後は、簡単なルールのバレーボールでも体を動かした。
- 連載「子どもとスポーツ」
日本クリケット協会が開くマルチスポーツクラブだ。月曜夕方に1時間強、活動する。メインで行う競技は月ごとに変わる。それとは別に、活動日ごとに子どもたちの希望を聞き、もう一競技をプラスする。今年度はサッカー、バスケットボール、クリケット、バドミントンも採り入れた。
このプログラムが始まったのは、昨年度から。
「好きなスポーツと出会い、体を動かすことが楽しいと思ってもらうため」。同協会事務局長の宮地直樹さんが目的を説明する。
月別競技にクリケットを入れ…