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「懐かしの給食」をテーマにした弁当を考案した多治見西高の生徒ら=岐阜県多治見市

 私立多治見西高校(岐阜県多治見市)の「幸せを届ける」がテーマの授業で、3年生のグループが「給食を再現して、地域の人に幸せを感じてもらう」企画を考案した。実現できると思っていなかったが、地元企業の後押しで、実を結ぶことになった。

企画書送ったらまさかの快諾

 同校には、「ハピネス探究」と題した授業がある。地元の企業などを訪問し、「みんなが幸せを感じられる」提案、実践をしていくという。

 3年生の加藤昊輝(こうき)さん、西村もえさん、安藤希歩(きほ)さん、伊藤広華さんのグループが考えたのは「給食」。発案者の加藤さんは、「小中学校時代に給食が大好きだった。多くの人に給食を届けたら、みんなが幸せになるのでは」。多治見市の給食は味に定評があり、2008年の全国学校給食甲子園では、市内の小中学校向けに給食を作っている調理場が優勝したこともある。

 では、どうやって給食を届け…

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