第72回全日本吹奏楽コンクール愛媛県大会(県吹奏楽連盟、朝日新聞社など主催)が27日、松山市民会館で開幕した。31日まで、中学生から職場・一般までの5部門で行われる。28日には、第43回全日本小学生バンドフェスティバルのステージパフォーマンス部門も開かれる。
初日は高校A(55人以内)があり、20団体が演奏した。6団体が県代表に選ばれ、来月25日に松山市民会館で開かれる四国支部大会に出場する。審査結果は次の通り(◎は代表)。(戸田拓)
高校Aの審査結果
金賞=◎伊予、宇和島南中等教育、◎三島、◎北条、◎松山南、◎松山東、◎松山中央、松山東雲中学・高校▽銀賞=松山商、新田、今治東中等教育、松山西中等教育、松山北、今治北、西条、宇和島東▽銅賞=八幡浜、新居浜西、大洲、小松
記事後半で、高校Aに出場した全20校の写真をご覧いただけます。
新田高で部員が急増した二つのわけ
近年は高校B(20人以内)部門の金賞常連で、2019年と21年には四国大会で最優秀賞も取った新田(松山市)が、今大会は大編成の高校Aに部門を移した。
自由曲で、全国の強豪がコンクールで取り上げた人気曲「ブリュッセル レクイエム」を演奏。シロフォンと管楽器群が高速で同じ譜割りで奏でる難所を見事に決めるなど、多人数で機敏な演奏を聴かせて銀賞を受賞した。
指導する俊成貞輔教諭は「8…