もう一度、1軍の舞台でプレーしたい。腰の炎症でファーム調整中のソフトバンクの仲田慶介内野手は、そんな思いを言葉の端々にちりばめた。
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「1軍は1球、1球の緊迫感が違いました。(ファンの)歓声もすごいし、一度経験したら、やっぱりそこでやりたいとすごく思います」
2021年秋の育成ドラフト14位で福岡大から入団した。ドラフト全体では128番目の最終指名だった。
そこから猛練習ではい上がり、3年目の今季、開幕前に支配下登録を勝ち取った。
開幕1軍入りを果たし、主に代走や守備固めで24試合に出場。4月29日の西武戦では代打出場し、相手エースの高橋光成からプロ初安打となる中前安打を放った。
とはいえ、1軍での出場機会は限られる。
「やっぱり試合に出たいし、ずっと試合に出られる選手になりたい」。もっと練習しないと目標のレギュラーはつかめない。1軍レベルを知ったことで、さらに危機感は強まった。
7月11日に2軍に落ちた…