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第4戦の初回に先頭打者本塁打を放ち、味方ベンチに向かってポーズをとる大谷翔平=USAトゥデー・ロイター

 大リーグは18日午後5時8分(日本時間19日午前6時8分)、大谷翔平と山本由伸のドジャースと、千賀滉大のメッツによるナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)の第5戦が、ニューヨークのメッツ本拠で行われている。大谷は「1番・指名打者」で先発出場。

 第4戦を終えてドジャースが3勝1敗。第5戦に勝てば、4年ぶりのワールドシリーズ進出が決まるが、メッツがリードしている。

 ドジャースの大谷は、一回先頭の第1打席でスライダーを右前に運んで3試合連続安打。続くベッツの二塁打で無死二、三塁の先制機を演出したが、後続が打ち取られて無得点だった。

 後がないメッツは、一回1死一、二塁から4番アロンソの中越え3点本塁打で先手を取った。

 大谷の第2打席は二回2死一、三塁で回ってきた。相手投手が初球を暴投し、ドジャースは1点をかえした。なおも走者を二塁に置き、大谷は四球で出塁。好機を広げたが、次打者ベッツが一邪飛で凡退した。

 メッツは三回、2四球4安打で打者9人を送り込む猛攻で一挙5点を奪って大量リード。ドジャース先発のフラーティは第1戦では7回無失点だったが、この日は3回8安打8失点の苦しい投球だった。

 大谷の第3打席は四回2死走者なしの場面。内角のスライダーに詰まりながらも左前に落とし、3打席連続で出塁。後続の2四球で三塁まで進んだが生還はできなかった。この回、ドジャースは9番パエスのソロ本塁打で1点をかえした。

 メッツは四回にも2点を追加したが、ドジャースは五回にパエスが2打席連発となる3ランを放った。大谷の第4打席はその直後で、空振り三振に倒れた。

 メッツが10―5とリードしている。(ニューヨーク=安藤仙一朗)

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