2016年の日本シリーズで力投する広島先発の野村

 広島は27日、野村祐輔投手(35)が今季限りで現役を引退すると発表した。10月5日のヤクルト戦(マツダ)で引退セレモニーを行う。

 広陵高(広島)で2007年夏、小林(現・巨人)とのバッテリーで全国準優勝。明大に進学し、ドラフト1位で広島に入団。2012年に新人王、16年に16勝を挙げて最多勝を獲得した。今季は2試合の登板で0勝1敗、防御率2・70。通算210試合80勝64敗、防御率3・53。

 16~18年のリーグ3連覇にも貢献した右腕は、「カープで13年間プレー出来たことを誇りに思います。私の野球人生の中で3度のリーグ優勝を経験させていただいたことはとても大きな宝物。13年間いつも温かく力強い声援を送って下さったファンの皆様、本当にありがとうございました」などとコメントした。

巨人・小林「野村のおかげ」

 広陵高校時代にバッテリーを組んでいた小林(巨人)のコメント 「凄く寂しい気持ちはありますが、まずはお疲れ様という気持ち。高校で3年間、切磋琢磨してやってきた。今の僕があるのも野村のおかげ。大学、社会人、プロになっても背中を追いかけてきた選手の一人。なかなか言葉では言い表せませんが、僕の野球人生において野村との出会いはとても大きいもので、感謝しかありません。落ち着いたらまた食事をしながらゆっくり色んな話をしたいです」

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