2025年度大学入試の一般選抜が近づいてきました。今回の入試の特徴や、最新の模試のデータから見える志願状況などについて、駿台予備学校と河合塾の担当者に聞きました。

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大学入学共通テストに臨む受験生ら=2024年1月13日、東京都文京区の東京大、代表撮影

駿台予備学校 城田高士・入試情報室長

 大学入学共通テストが導入されて5年目となります。思考力・判断力を問う出題になり、センター試験より難易度が上がりました。24年度の科目ごとの平均点は55~60%ほどで、今後も同程度の平均点が出る出題になると見ています。

 主に年内に実施される学校推薦型選抜で、学力考査を課す大学が増えてきました。東洋大は25年度から学力型を導入。他大との併願もできます。すでに関西圏の私大では定着しつつありますが、「ルール違反」との指摘もあり、今後の動向に注目しています。

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 一方で、総合型選抜を含め…

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