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汁物の創作メニューで味のナンバーワンを競う「汁ONEカップ2025」が23日、茨城県常陸太田市のJR常陸太田駅前広場で開かれた。訪れた人たちは寒空の下、気に入った汁物を食べ比べ、身体を温めていた。
地域の活性化や地元食材の地産地消につなげようと、市観光物産協会が企画し、今年で12回目。市内のほか、水戸市、大洗町、宮城県などからも飲食店や食品会社が参加し、18団体が出店した。
汁物は1杯500円で、来場者は1杯購入するごとに投票券1枚を獲得できる仕組み。メニューには、豚汁、海鮮チゲ鍋といった定番もあれば、小豆パイと大福を具材に入れたポタージュスープなど変わり種も。母親と2人で来場した常陸太田市の佐川陽向子ちゃん(5)は、「大福のポタージュが甘くておいしかった」と笑顔だった。
優勝は、市内の食堂が考案した、茨城特産の奥久慈しゃもと地元野菜をふんだんにつかったスープだった。