上映会で発言する川瀬晃=2024年12月17日、福岡市中央区、山本壮一郎撮影

 「巨大戦力」を誇るチームで、どうやって生き残るか。理想を追い求めつつ、現実と向き合い、居場所を見つけた選手がいる。

 ソフトバンクホークスの川瀬晃(27)は9年目の今季、自己最多の105試合に出場した。そのうち先発出場は約4分の1にとどまる。だが、一塁、二塁、三塁、遊撃でスタメンに名を連ねるユーティリティー性(有用性)を発揮し、存在感を示した。

 「(どこでも守れるのは)生き残る一つの技とは思っている」としつつ、こう続けた。

 「プロ野球選手である以上、レギュラーを目指さないと恥ずかしい。最初からユーティリティーというのは違うと思う」

 今季の目標に掲げていたのは…

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