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島根県

 島根県教育委員会は9日、2025年度の県立高校の各学科の入学定員について、前年度から変更しないと発表した。全日制は前年度と同じ計4923人。来春の県内の中学校卒業予定者が5745人で今春より12人減にとどまることに加え、25年度入試から校長の推薦を必要としない総合選抜とスポーツ特別選抜を導入することを踏まえて判断した。

 定時制の定員は360人、通信制は400人、専攻科は20人。学科改編などをするのは全日制の2校。津和野は普通科を未来共創科に名称変更し、情報の教科に力を入れる。島根中央は普通科を総合選択制から単位制に移行する。また、松江市立皆美が丘女子も定員に増減はない。

 県私立中学高校連盟も9日、私立高の入学定員を発表した。全日制全10校の県内からの募集は前年度と同じ計1193人だが、学校別では松江西が72人減となる一方、開星は35人増、松徳学院は19人増、立正大淞南は18人増(いずれも普通科)。通信制では、立正大淞南が普通科(定員80人)の認可を申請中だという。(垣花昌弘)

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