岡山地裁・広島高裁岡山支部=岡山市北区

 岡山市で西田真愛(まお)ちゃん(死亡当時6歳)が繰り返し虐待を受けて2022年に死亡した事件で、逮捕監禁致死と強要の罪に問われ、一審・岡山地裁で懲役10年の実刑判決を受けた母親の西田彩被告(36)が9月26日付で控訴を取り下げた。検察側は控訴しておらず、地裁判決が確定した。

 弁護側は公判で、元交際相手の船橋誠二受刑者(41)=逮捕監禁致死などの罪で懲役14年が確定=の虐待行為を容易にさせた幇助(ほうじょ)にとどまると主張していたが、9月11日の地裁判決は2人の間の共謀が成立すると判断。弁護側は判決を不服として即日控訴していた。弁護人によると、西田被告は判決に納得はしていないものの、「早く子どもたちに会いたい」と取り下げの意向を示したという。(北村浩貴)

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