「山陽新幹線50年展」の会場=2024年10月21日、京都市下京区観喜寺町、瀬戸口和秀撮影

 山陽新幹線が新大阪―博多間で全線開業してから来年3月10日で50年になるのを記念した企画展が、京都鉄道博物館(京都市下京区)で開かれている。半世紀に及ぶ歴史などを、ゆかりの資料約250点でたどっている。

 会場は、山陽新幹線の「歩み」「車両」「楽しみ」に注目し、大きく三つのコーナーに分かれている。

 歴史を振り返るコーナーでは、新関門トンネルの海底部が1973年に貫通した際の「貫通石」などが並ぶ。学芸員の岡本健一郎さん(49)は「山陽新幹線は総延長の50%強がトンネル区間。難工事を経て全線開業したことを知ってほしい」と展示した思いを話す。

 車両に焦点をあてたコーナー…

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