山陽新幹線が新大阪―博多間で全線開業してから来年3月10日で50年になるのを記念した企画展が、京都鉄道博物館(京都市下京区)で開かれている。半世紀に及ぶ歴史などを、ゆかりの資料約250点でたどっている。
会場は、山陽新幹線の「歩み」「車両」「楽しみ」に注目し、大きく三つのコーナーに分かれている。
歴史を振り返るコーナーでは、新関門トンネルの海底部が1973年に貫通した際の「貫通石」などが並ぶ。学芸員の岡本健一郎さん(49)は「山陽新幹線は総延長の50%強がトンネル区間。難工事を経て全線開業したことを知ってほしい」と展示した思いを話す。
車両に焦点をあてたコーナー…