山梨県笛吹市と甲府市境付近の山林で山火事が18日に発生し、20日正午時点でもなお燃え続けている。尾根を挟んで両市側に火が燃え広がり、19日時点で35ヘクタール程度が焼けたとみられる。笛吹市は19日朝、県を通じて自衛隊に災害派遣要請し、上空からの散水など消火活動が続いている。
県警笛吹署や消防によると、18日午後1時10分ごろ、笛吹市春日居町鎮目の大蔵経寺(だいぞうきょうじ)山の山頂の北約1.2キロの甲府市境の尾根付近で煙りが上がっているのを、ふもとの住民が見つけ消防に通報した。
自衛隊のほか、群馬、東京、静岡の各都県の防災ヘリも順次、上空からの消火活動に加わっている。いまのところ、民家への影響はないという。