写真・図版
山梨県
  • 写真・図版

 山梨県笛吹市と甲府市境付近の山林で18日に発生した山火事について、笛吹市消防本部が発生から10日目にあたる27日午後1時40分、鎮圧状態であることを確認した。県などが同日発表した。今後は鎮火に向けて、残り火の確認など警戒活動を続けるという。

 県などによると、27日は甲府地区と笛吹市の両消防本部の約20人が入山し、背負い式消火水のうによる消火や警戒活動を行った。その結果、白煙や火は確認されず、拡大の危険はなくなったと判断された。これまで、両消防本部と消防団員など延べ約1500人が消火・警戒活動に携わったという。

 火勢が強まった20日未明から朝にかけて、甲府市横根町の6世帯15人が一時自主避難した。

 県警によると、これまで負傷者や建物の被害はなく、全体の焼失面積や出火原因については調査中としている。

共有