JR新橋駅のホームにとまる山手線内回りの車両=小林一茂撮影

 10日午前7時24分ごろ、東京都港区のJR山手線浜松町―新橋駅間で、走行中の内回り電車の運転台に表示される信号が赤のまま切り替わらなくなった。内回り線は午前10時過ぎに並行する京浜東北線の線路を使って運転再開したが、48本が遅れ、約5万6千人に影響した。

 JR東日本首都圏本部によると、新橋駅の南側数百メートルの地点で、レールに2センチほどのひびが見つかった。このひびが原因でレールに信号電流が正常に流れなかったとみられる。現場の線路は1月22日に目視点検されたが、異常は無かったという。

 現場のレールを応急修理し、午前11時40分ごろから山手線の線路で運転を再開した。終電後にレール交換する予定という。

 JR東日本によると、10日午前7時25分ごろから、山手線の内回り電車が運転を見合わせている。浜松町―新橋間の信号が「赤から変わらなくなった」との情報があり、確認していたが、午前10時1分に運転を再開した。

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