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冬山登山中に遭難した男女の救助に向かう長野県警山岳遭難救助隊員(左)=2025年1月1日、北アルプス・爺ケ岳、長野県警提供

 長野県警は7日、2024年中に県内で発生した山岳遭難は321件で、前年より19件多く、2年連続で過去最多を更新したと発表した。遭難者数350人も過去最多。登山ブームを背景に増えている「ビギナー高齢者」の遭難が目立つという。

 県警山岳安全対策課によると、登山中の遭難が270件(前年比3件増)で全体の8割超をしめた。キノコ狩り中の遭難が26件(同17件増)、冬季のバックカントリースキー中の遭難が24件(同8件増)と、増加が目立った。

「60、70代で3、4年の経験者」目立つ

 山域別では北アルプスが約5…

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