韓国の尹錫悦（ユンソンニョル）大統領に対する拘束令状の有効期限が6日に迫り、雪が降るなか、ソウルの尹氏の公邸周辺には5日、尹氏の拘束に反対する支持者らと、拘束を求める人たちが各1万人前後集まった。尹氏が「非常戒厳」を出して以降、双方の分断はさらに深まり、衝突も懸念されている。
「公捜処をぶっ壊せ、ぶっ壊せ！」。尹氏の支持者らは激しい言葉で、尹氏を捜査している「高位公職者犯罪捜査処」（公捜処）による拘束の阻止を訴えた。
支持者の女性（56）は、尹氏を妨害しているのは「共産主義勢力」と主張し、「自由民主主義を維持できるかの岐路に立っている。大統領を守らなければならない」と訴える。別の女性（52）は体に銀色の保温シートを巻き、「この峠を越えれば（弾劾（だんがい）審判が行われている）憲法裁判所という次の峠が来る。最後まで闘う」と決意を示した。
「選挙を盗むな」主張も
集会では尹氏の支持率が「4…
