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ソウルの憲法裁判所で2025年1月21日、弾劾審判に出廷した尹錫悦大統領(中央)=東亜日報提供
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 昨年12月に「非常戒厳」を出し、弾劾(だんがい)訴追された韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が21日、初めて出廷した弾劾審判。非常戒厳が憲法の定める要件を満たしていたかが焦点だ。憲法裁判所は、非常戒厳で国会の「無力化」をはかったのではないかとの観点から二つの質問を投げかけたが、尹氏はいずれも事実関係を否定した。

 尹氏はこの日、拘置所で着用を求められるとされる収容者用の服ではなく、スーツに赤いネクタイで法廷に現れた。

 憲法裁の文炯培(ムンヒョンベ)所長権限代行は、「二つだけ」と前置きして尹氏に質問をした。

 一つ目は、今は大統領の権限…

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