プロ野球中日から米大リーグのナショナルズへ移籍する小笠原慎之介投手(27)が29日、共同通信の取材に応じ「これからがスタートという気持ち。自分の良さを存分に出して、先発ローテーションに食い込めるように頑張る」と決意を語った。

 2年契約で、低迷からの脱却を目指すナショナルズを選んだ理由について「選手も若いし、これからのチーム。熱意もあり、代理人が勧めてくれた」と説明。背番号16は空いている番号から選んだという。日本より短い中4日、5日の登板間隔への対応にも自信を示した。

 小笠原は神奈川・東海大相模高から2016年にドラフト1位で中日に入団。巨人からオリオールズに移籍する菅野智之投手(35)は高校の先輩だけに「メジャーの舞台で投げ合いたい」と対戦を待ち望んだ。

 昨季終了後、早い段階からメジャーの公式球を使って練習するなど、着々と準備を進めてきた。当面は国内で調整し、2月上旬にも渡米予定。この日は慣れ親しんだナゴヤ球場を訪れ、中日関係者らにあいさつした。

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