過去最多となる56人が立候補した東京都知事選(7月7日投開票)について、朝日新聞社は22、23の両日、インターネット調査を実施し、取材で得た情報と合わせて選挙戦序盤の情勢を探った。3選をめざす現職の小池百合子氏が先行し、元立憲民主党代表代行の蓮舫氏が追う展開だ。前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は苦しい。元航空幕僚長の田母神俊雄氏、AIエンジニアの安野貴博氏、タレントの清水国明氏らは引き離されている。ただ、投票態度を明らかにしていない人が4割おり、情勢は変わる可能性がある。
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どの政党も候補に推薦を出していないが、自民、公明両党、小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は小池氏を支援し、国民民主党は都連が支持している。蓮舫氏は、立憲民主、共産、社民各党から支援を受ける。
投票態度を明らかにした人でみると、小池氏は自民支持層の7割強から支持を受け、公明支持層も大半を固めた。無党派層の4割強が小池氏を支持している。女性からの支持がかなり厚く、年代別では、30代の支持がやや厚めだ。
蓮舫氏は立憲民主支持層の7…