マッサージベッドに寝転び、歴代の「整体師Tシャツ」を見せる松島圭祐さん。これまでに計11枚プレゼントされ、最も新しいものは顔写真入りだ=2025年1月30日午後1時1分、高知県日高村本郷、原篤司撮影

 「整体師」と大書した黒いTシャツ姿の男性を、高知市内のイベントでよく見かけた。声をかけたら、日高村地域おこし協力隊員の松島圭祐さん(37)。なぜわざわざ村で整体師に? 話を聞きに村を訪ねた。

 ――一年中いつも「整体師」のTシャツ姿なのですね

 おととしのクリスマスに、元協力隊員の女性がくれました。最初は恥ずかしかったけど、「あのTシャツの整体師」とおぼえてもらうきっかけに。今は他の服を着て歩く方が、まるでパジャマ姿のように恥ずかしいです。

 ――なぜ整体師に?

 高校3年の時に左足を脱臼して接骨院に行ったら、一発で魔法のように痛みが消えて感動し、先生に「この仕事がしたい」と専門学校を紹介してもらったのが始まりです。

 国家資格の「柔道整復師」として接骨院や介護施設、スポーツジムなどで働きましたが、様々な施術で学んだことをもれなく発揮出来る場がない。それで独立・移住し、整体師として再スタートしました。

 ――なぜ日高村に来ましたか…

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