措置命令について説明する公正取引委員会北海道事務所と消費者庁の職員ら=2025年2月28日午後3時31分、札幌市中央区大通西12丁目の札幌第三合同庁舎、松田昌也撮影

 公正取引委員会北海道事務所と消費者庁は28日、道内を中心に家具・生活雑貨専門店「スイートデコレーション」を展開する長谷川産業(帯広市)に対し、消費者側が有利だと誤認するような価格表示をしたとして、景品表示法に基づく措置命令を出した、と発表した。

 公取委によると、同社が運営するネットショップサイト「スイデコ公式ネットショップ」などで、敷物やクッションのほか、ベッド、引き出し収納家具、クッション、ルームシューズなど53品目について、2024年5月18日~10月12日に、実際の販売価格のほかに割高な「通常価格」を提示して、販売価格が安いかのように消費者に誤解を与えた。

 53商品の表示上の価格差は108円~1万3200円。単純平均して26%値引きされているように表示されていた。表示はすでに是正されているという。

 長谷川産業では「事実関係を確認中で、現段階で回答することはできない」としている。同社は北海道に14店舗、関東地方に2店舗を展開するほか、インターネットショップも4店舗を運営。家具や室内装飾品、事務機器、寝具など約1万点を取り扱っている。

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