東京・駒場の東京大学先端科学技術研究センターで開かれた「宮沢日録」シンポジウム

 宮沢喜一・元首相(1919~2007)の政治行動記録(日録)についてのシンポジウムが8日、東京大学先端科学技術研究センター(東京・駒場)で開かれた。同センターの公開イベントの一環で、学生らが聴きに訪れた。朝日新聞社と共同研究をしてきたメンバーが日録をもとに、戦後政治の実相について語り合った。

 シンポジウムには同センターの御厨貴名誉教授と牧原出教授、慶応大学の井上正也教授、法政大学の河野有理教授、明治学院大学の佐々木雄一准教授、元朝日新聞編集委員の三浦俊章氏が登壇した。

 井上氏は、宮沢氏が戦後政治…

共有