宮城県加美町のゴルフ場にメガソーラーを建てようとしていた太陽光発電事業者が、経済産業相に届け出た環境影響評価準備書を取り下げたことが明らかになった。計画はいったん中断することになり、地元は「一つ前進した」と受け止める。今後は、町と事業者が土地所有権をめぐり争う訴訟に焦点が移る。
ゴルフ場は「やくらいサイズゴルフ倶楽部」で、事業者はカナダを拠点にするカナディアン・ソーラー(CS)のグループ会社。経済産業省やCSの担当者によると、約80メガワットのメガソーラーの建設を計画し、経産相に環境影響評価準備書を届け出ていたが、10月下旬に取り下げた。CSは県にも直接伝えた。
出力40メガワット以上のメ…