物価高が続くなか、東京大に刺激されて、国立大にまでも学費の値上げが広がりそうな気配が漂う。
そんななか、ユニークな学生寮の計画があると聞いた。学生は実質無料で住むことができ、地域課題の解決にも挑戦できるという。日本海に面した人口8万人の新潟県柏崎市を訪ねた。
柏崎刈羽原子力発電所があり機械産業が盛んだが、人口減少や高齢化が進む。そんな街の郊外にある新潟工科大は1995年、優秀な技術者を確保したいと、新潟県内の企業が130億円を集めて開設した。
企業と連携した教育が特徴で、就職率の高さを売りに、県内の理工系志望の学生らを受け入れてきた。だが、急速な少子化の影響などで、最近は定員割れが続いている。
いま期待するのが「ゆうがく…