兵庫県立美術館で講演する安藤忠雄さん=2025年1月12日午後1時17分、神戸市中央区、原野百々恵撮影

 建築家の安藤忠雄さん(83)が12日、自らが手がけた兵庫県立美術館(神戸市中央区)で「震災30年~まちは人がつくる」と題した講演をした。阪神・淡路大震災30年が経ち、神戸を「新しく面白い」街にしていく大切さを説いた。

 1995年1月。当時ロンドンにいた安藤さんは震災の発生を知り、渡米の予定をキャンセルして急きょ帰国した。

 高速道路が倒れている光景に「立て直し、できんのかな」と思うほどの衝撃を受けたという。

 それから30年間、神戸の街…

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