国連安全保障理事会は24日、日米が共同で提出した、宇宙空間に核兵器などの大量破壊兵器を配備しないよう各国に求める決議案を否決した。採択に必要な9票を上回る13カ国が賛成したが、常任理事国のロシアが拒否権を行使し、中国は棄権した。
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65カ国が共同提案国となった決議案は、ロシアや中国も参加している1967年に発効した国連の宇宙条約をベースとした。宇宙空間での軍拡競争を防ぐ目的で、核兵器やその他の大量破壊兵器を地球の周回軌道上に乗せることや、宇宙空間に配備することなどを禁じる内容だった。
ロシアのネベンジャ国連大使…